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ミッドナイトシャドウ – 後夜祭Edition -(feat.初音ミク)
ついにあたしたち私立用賀女子高等学校バンド同好会のデビュー日。
待ちに待った後夜祭であたしたちは演奏することになった。
転校してきた天才ギタリストの弦羽ちゃんに加え、キーボードにまりっぺが新たに入ってくれて、編成もパワーアップした。
持っていた安いストラトもよかったけど、バイトして買ったハムバッキングのギターと、いろんな音が出るアンプシミュレーターとエフェクターでサウンドも格段によくなった。
弦羽ちゃんも何やら「やっぱギターはジミヘンコードだよな!」って気合入ってる。
神がかり的なフィンガリングの五月ちゃん(Ba)、メタラーのたまちゃん(Dr)も相変わらずいいグルーヴ。最高だ。
このメンバーといったいいつまで演奏できるのだろう?
世の中の機嫌ひとつで、当然のようにできていたことが奪われてしまうことをあたしたちは知った。ちっぽけだと。
だから絶対に悔いのないステージにしたい。
久しぶりのイベントで誰もがどう盛り上がっていいか忘れてしまった。
だけどあたしには、この歌と、ギターと、メンバーみんながいる。
このステージで、体育館を絶対にぶち上げてみせるんだから。
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【ミッドナイトシャドウ】
街灯が星のように輝いて
映し出されたの 寂しそうに濡れる影
ため息さえ白く流れていくから
この感情も照らしてイルミネーション
帰りを急いでは向かう傘の群れの中
二人見つめる (凍えそうな夜)
あなたの声 少し震えてた 胸騒ぎの午前0時
そのしなやかな指が触れる刹那
暗がりが揺らめく (照らされたシルエット)
騒ぎ出した ミッドナイトシャドウ
あなたの瞳の先に映る未来にきっと
私は (真夜中に溶けてく) いない
暗闇の中浮かぶ光憧れて
気づいたのきっとあたしは影なんだと
ハイヒールやこの口紅だってきっと
光るためじゃなくあなたの影写すため
繰り返す過ちそれでもよかったから
助手席ドア閉める (三日月の夜)
ミラーに映るあなたの顔に 胸騒ぎの午前2時
このか弱い願いが散って
偽りとなるのならば(ヘッドライト流れる)
騒ぎ出した ミッドナイトシャドウ
揺らめく光と影は涙のせいじゃないと
あなたは (真夜中に落ちてく) 言った
消えるように
真っ暗な部屋 残る火影
月を飲み込んでく (飛び立つカラス)
言葉もなく去るあなたの背中
手を伸ばした これが最後と
そのしなやかな指が触れる刹那
暗がりが揺らめく (照らされたシルエット)
騒ぎ出した ミッドナイトシャドウ
あなたの瞳の先に映る未来にきっと
私は (真夜中に溶けてく) いない
このか弱い願いが散って
偽りとなるのならば (ヘッドライト流れる)
騒ぎ出した ミッドナイトシャドウ
揺らめく光と影は涙のせいじゃないと
あなたは (真夜中に落ちてく) 言った
消えるように