いっそ音楽なんてなければ、泣きながら音を編むことはなかったろう。
いっそ音楽なんてなければ、苦しみ言葉を紡ぐこともなかったろう。
それでも止まないんだ。
どうかメロディーよ、
この孤独をのせて
そして歌になれ。
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【音楽なんてやらなきゃよかった】
小さな頃から一人ぼっちで
やるせない日々歌にしてた
言葉にならない寂しさが
友達だった いまでも
狭い部屋で 六弦を
かき鳴らしてる 誰に届かなくとも
いっそ音楽がなければ
この孤独は今日で消えるのかな
だけど止まないメロディーが
とめどなくあふれ 僕を苦しめる
世間と同じ生き方を
真似したけれどズレていて
噛み合わないこの僕は
どうすりゃいいんだ 教えて
もがいては傷負って
また鳴り始める 金にならない旋律
いっそ音楽がなければ
この妬みも愛に変わるのかな
だけど止まないそのビートは
鼓動となって 刻み続けてる
鉛のような拙詠を
また紡いでる 誰の胸打たなくとも
いっそ音楽がなければ
この悔しさも何も感じぬまま
いっそ音楽がなければ
この涙もきっと流れぬまま
だから止まないそのメロディーよ
この孤独をのせてそして歌になれ
「音楽」なんてやらなきゃよかった
「暗闇」さまよう僕を見つけてよ
