あなたの背中を見送るとき。
ふと自分があなたと同じ年だった頃を思い出す。
その時、私の後ろにいた両親は今の私と同じ気持ちだったのだろうか。
名残惜しむように舞い散る花びらひとつひとつが
あなたの大切な思い出になって輝きますように。
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【これから】
遠くにでかけた大きなカバンと
いつもの散歩道少し外れて
小さな背中に記憶重ね
笑って泣いて過ごした時間は
花が咲き誇るこの時をめぐって
キラキラ光る宝石になって
いつかまたたき芽吹く君も
信じていて
遠くで聴こえる校舎の鐘の音
いつもの散歩道木陰で見送る
名残惜しむように降る桜
風に揺れた